先妻と変わらず悔やんでる(他作)

この句から先妻とは離婚した妻と思われる。
近年、離婚が多い時代だ。
『離婚は結婚の数十倍のエネルギーを使う』と言われるから作者は、『離婚』の際エネルギーを使った割には再婚の成果が少なかったと言っているようである。
昔から良い奥さんの条件は『料理、洗濯、家事』をすることと言われて来た。
しかし、それは時代と共に変わっている。今は従来の『三つの家事等』は当然として『経済観念』、『家族や地域への思いやり』等が求められるようだ。

一方悪い奥さんの手本は何か?
「不倫する人」は論外として「お金にルーズな人」。そして、何よりも「出世しろとか給与で文句を言う人」。

作者に反論するわけではないが一寸二句ばかり。
『受け皿が同じじゃ女性変わらない』・・同一の男ならば似たような女性と縁があるのが普通と考えるべき。
『元主人良かった女性悔やんでる』・・・お互いに悔やみ合いでこの再婚は円満成立。