サミットの余った料理気にかかる(他作)

普通ならば「貧乏根性を出すな!」と言いたいところだが、何といっても世界の先進国の首脳が集まった『洞爺湖サミット』の晩餐会での余り物。「どうしたのか?」実は私も気にかかる。
料理メニューは『使いまわし』で有名になった高級料亭『船場吉兆』の料理とは質が違うであろう。
洞爺湖サミットのテーマ」は『地球温暖化へ向けての対策』だったが、「洞爺湖サミット晩餐会メニューのテーマ」まで『北海道、大地と海の恵み』とされたというからビックリする。
超豪華メニューを二,三紹介すると、
利尻島のバフンウニと毛ガニ
網走産キンキの塩焼き
メイン料理となる上質で素朴な子羊のロースト
等々だ。
海鮮料理等大好きニンゲンの私は書くだけでよだれが出てきた。

さて、サミットの実態は今のような状況らしい。問題は『残り物はどうしたか?』という低次元の話。

月刊誌『日経レストラン』の調査によると、『食材の一部を使い回したことのある』飲食店は21%。『使い回しが行われていると思う』消費者は86.5%。この数値から見れば『船場吉兆』がやっていた料理の使いまわしは特別なことではないようだ。
どこでも『節約』という名のもとに『使いまわし』を普通にやっているという。

そこで結論。各国の国際性もあろうが首脳や夫人は超高級料理をどの程度残されたか?
会場となった『ザ・ウインザー・ホテル』は今回のサミットが『エコ』を目的として開催されたことから考えても、『当然残り物は次の客に出すべき』と都合の良い大義名分を考え恐らく使い回しをしたことであろう。