変な顔させたくて餅犬にやる(他作)

固い餅であれば単に米が固まった物なので問題はないだろうが、作者は『焼いた餅』を与えて歯への粘りつきで犬が困った顔をするのを楽しもうとしているようである。
動物愛護の観点からすればとても悪趣味だ。
故事に『犬も食わぬ夫婦喧嘩と夏の餅』がある。
意味は『夫婦喧嘩はいつの間にか仲直りするので犬も見向きもしない。そして、夏の餅は腐りやすくてまずく犬も食わない』ということのようだ。
作者が『餅』そのものを『粘りつく餅』、『まずい餅』いずれの意味で作句したかは読者では不明であるが、川柳の視点からは『焼いて粘りつく餅』と与える考える方が面白い。

『餅』から『酒』に話を変えよう。
犬に酒はどうだろうか?
酔うのを面白がって与える人もいるが絶対ダメである。
理由は、『犬は人間よりもアルコールの分解速度が遅いので少量でも中毒になりやすい。大丈夫な犬もいるけど、急性中毒で死ぬ可能性もある』という。

『酒』の話が出たついでにまたまた話題を変えて、
『酒飲みの女性にはどうして負け犬が多いか?』
一般論として酒豪や酒癖の悪い女性は男性から敬遠される。
一説によると、『へその緒』は毒物を遮るフィルターだが、アルコールだけは全くフィルタリングできない。
そのことを男性は本能的に知っており、酒豪や酒癖の悪い女性からはまともな子供が生まれない可能性があるから自分の恋愛対象外*としている。
かと言って酒飲み男性から好かれるわけでもないようだ。
このようにして、オールドミスが誕生する結果となる。
(文中問題発言ご容赦)
『遠吠えで友と飲む酒フグの味』・・男性も女性も一緒。