OA化IT化で減らぬ紙(他作)

 全く同感である。
 OA化が始まったころは、今後は紙の消費量が減り、ペーパーレス時代が来るだろうと予想されていた。
 しかし、通産省の統計によると、紙の消費量は次の棒グラフのように増える一方である。


では、なぜ、このように増加したのだろうか?
  ワープロで作った文書は、画面だけではレイアウトが確認しにくいため、何度も印刷・修正を繰り返す。
  電子メールや電子掲示板の文書を、画面ではなく、必ず印刷して読む。
  情報を収集、整理する場合、入手できる情報量は激増しており、これらを印刷・コピーして手元に置くため、紙の書類もこれに応じて増加。
  コピーが手軽にでき、安易にコピーして配布する。
等が原因のようだ。

以上はオフィスにおけるOA化の場合だが、家庭でのパソコンの場合を考えてみると、
ポイントは、画面で読む場合と紙で読む場合の『違い』だと思う。
?画面では複数のページの表示が不便だが、紙ならば容易。
?画面ではぱらぱらめくり不向きだが、紙は容易。
 「ぱらぱらめくり」では文字を一文字ずつ読むのではなく、「パターン認識」に近い読み方をする。
これが極限まで行った状態が『速読』と呼ばれ1分間に3万字から5万字(通常500字)読むことができるものである。
以上のことを分り易く話すと、『画面読みはうっとうしいが、紙読みは手っ取り早い』という大きな相違点があると思う。
ちなみに私もパソコンから毎日最低A4で10枚はコピーしており、紙はよく使う方だ。
以上コメントしてきたが、オフィスも家庭も今後とも『画面より紙の優位性』は変わらないのではないだろうか?。