ブレンドとミックスどこがどう違う(他作)

私が初めて花栽培を始めた時、近所の人が『土は培養土と腐葉土赤玉土、肥料をブレンドして作りなさい』と言われ、『ミックスではダメなのか?』と思った。
その場は『ミックス』も『ブレンド』も同じことだろうに『格好良く言えばそうかな?』くらいに思っていた。
調べると、
どちらも『異なる種類の物を混ぜ合わす』ことではあるが、意味は微妙に違うようである。
ブレンド』とは、コーヒーに例えると、強い酸味を持つ『モカ』と強い苦味の『マンデリン』を混ぜ合わす場合のように、それぞれの持つクセ同士を複合させて行う、味の調整技術のようである。
ブレンドの目的は最終的には『自分の嗜好に近い味を創り出す』こと。
良いブレンドの条件とは
1,酸味・苦味が調和し味の広がりが感じられ特に芳香がよく澄みきって上品であること。
2,豊かなコクがあり良質で苦味のなかにわずかな甘味が感じられること。
3,カドがとれて丸みがありソフトな味わいになり、抽出のミスがない限り柔和であること。
冒頭の句に川柳で回答しておこう。
『心入れ嗜好に合わすがブレンドよ』・・・ミックスは単なる混ぜ合わせ。