職場でも席替えあればいいのにね(他作)

小学生の頃の席替えは誰と隣り合わせになるか何とも楽しみであった。
職場での『席替え希望』とは何だろうか?
『我が強い人間』や『協調性のない人間』とは一緒に仕事がしたくないから離れたいということだろうか?
そんな個人的事情ではないが会社や官公庁はいつも席替えを行っているではないかと作者に言いたい。
定期人事異動や臨時人事異動が席替えの最たるものである。
私が郵政関係の部署に勤務していた頃、室内の一般職員の席配置は一番奥に次席といって一般般職員を総括すべき職員が座り、順次入り口に向かって、三席、四席、五席と若い人が座っていた。次席の隣には次席以下の係職員を監督するような形で係長が向きを替えて座っていた。そしてその後方一1〜2m離れて課長席があった。
若い頃、係長席を見ながら「机は付いてるけどここまで来るのに最低10年だぞ、ボヤボヤしていると来れぬかも分らないし」。1m離れた課長席を指して「あの席はたったの1〜2m。歩けば一秒もかからない。しか、順調に行っても20年はかかる」と本気で言っていた。
それから20年はとっくに経ったが結果的にどうなったか?郵政省も分社j化され、我々退職した人間には、全く訳が分らなくなったというのが実感。
『栄転も左遷も霞む民営化』