謝罪席陽気な顔で外される(他作)

大きな不始末をした企業や官公庁の幹部が謝罪の記者会見に臨み、顔が陽気だから外されるということは実際には考えられない。
現実の問題として、葬儀の司会者や墓苑等葬祭関係のセールスマンは陽気な顔よりむしろ陰気な顔が向いているので陽気な顔の人は初めから採用されないかも知れない。
数年前私の家に来た墓苑のセールスマンは、五十代半ばに見えるのに話しているうち、実際は四十代と聞いてビックリ。セールスマン曰く『我々の商売は墓苑や墓石を売る商売、遺族の心情を考えると、陰気な顔や分別のある老け顔がないとセールスにならないんですよ。陰気顔や老け顔は商売の必需品ですわ』と言う。『なるほど』と妙に納得した。
『仕事が人を作る』と言う言葉があるが、先ほどのセールスマンも初めから老け顔ではなく『人が亡くなったという情報』を頼りにお客様の所に行ってセールス活動をするうちそのような地味な容姿になったのかな?ともふと思う。