口だけになってエサを待つツバメ(他作)

昔、実家の玄関の土間に掛けたツバメの巣で、エサを取り合っていたヒナの情景を思い出す。
親ツバメが外からエサを加えて巣に帰る度に3〜4羽のヒナが大きな口を開けて、「先に自分にくれ」とそれぞれが「ピョピョ」と親ツバメに訴えるので、その瞬間のやかましいこと。
『口だけになってエサを待つ』とは、その情景を目に浮かぶように表した素晴らしい表現だ。
ツバメが家の中や軒下に巣を作るのは『カラスなどからヒナを守るため』という。
あえて人間の手の届く所に巣を作り、いざという時、人間に守ってもらうためという。
ツバメは年2〜3度繁殖とか?
ヒナがかえって巣立つまで3週間で、同じくらいの大きさの鳥と比べて異例の長さだ。