確認す薬飲んだかゴミ箱を(他作)

この句を読んで、自分のことを言われたようで思わず苦笑した。
私は倒れて九年来、朝夕二回薬を飲んでいる。毎日のこととは言え、テレビやパソコンに夢中になっているときは忘れることもある。?〜2時間経って、「あれっ、薬は飲んだかな?」と思い慌ててテーブルの上に目を移し、粉末薬の紙片を確認する。テーブルになければおもむろに『ゴミ箱』を探る。ここに紙片があると、やっと最終確認してOK。
五十代後半の友人が「薬を飲んだか飲まないか度々忘れる」と言っていた。それを聞いた他の友人が『薬を自分で管理できないようになったら人生もおしまいだ』と言ったが、一つ間違えば命にもかかわる薬、我々患者はもっと真剣に『管理』していかなければならないと感じた。
『管理』と言うより「洗顔」や「歯磨き」同様、一日の行動パターンの中で『体に覚えさせる』ことが肝心だろう。