途中まで急いで渡る黄信号(他作)

都会では良く見る光景。年輩者より足に自信がある若い人に比較的多い。
川柳は五七五の十七字で表現しなければならずあとがどうなったか不明だが、結果は三つ。
?そのまま強引に渡り切った。
?危険を感じて引き返した。
?途中まで走った時点で車に跳ねられ昇天した。
どうしたかは自分の体力や性格によるところが大きいだろう。

話は変るが、犬は色盲と言われるが、何故青信号と判断して渡るのだろうか?
正眼者は『赤青緑』の三原色で色々な色を感じ取るが、犬や色盲の人(専門的には第二色覚異常者)は、黄色と青の二原色で感じ取るらしい。
人間の基準で言えば三原色で感じ取るのが普通であるので、『犬は色盲だ』と人間が勝手に言っているだけのようである。
問題となるのは『赤信号』。二原色で「赤」は「黄色系」であり、『黄信号』も当然「黄色系」。
赤黄の区別は「赤」は暗い「黄」は明るいという明度で犬は判断しているようだ。
横断歩道で信号の赤だろうと車道だろうと悠々と渡っている犬は車の往来の多少で渡れるかどうか判断する賢い犬のようだ。