ポン菓子に老人施設中が沸き(他作)

『ポン菓子』は「ドン菓子」とも「パンパン菓子」とも呼ばれる。
昭和40年代まではあったので、40歳以上の人なら誰でも知っている菓子だと思う。
『ポン菓子』はコメなどの穀物を圧力釜に入れ十分加圧し一気に減圧させて作る。
一気に減圧すると原料内部の水分が急激に膨張してコメの場合元の10倍程度の体積になる。通常はこれに粉砂糖などをまぶして食べる。
専門用語では『膨化食品(ぼうかしょくひん)』と呼ぶらしい。
『ポン菓子』の名称は、十分加圧した釜を一気に減圧した時、膨張したコメが『ポーン』と激しい爆発音を発して釜からはじけ出ることからついたものである。
冒頭の句を読んで「ポン菓子」を大変懐かしく思うと同時に『老人の仲間入りもそう遠くないな』と寂しくも感じた今朝のひとときである。