二週間三途の川で小船こぐ(他作)

『三途の川』とは度々言葉では聞いたが、一度も渡ったことがないので、どんなものか全く想像がつかない。
死んで7日目に渡るという冥途にある川の俗称で、正式には『葬頭河(そうずか)』と言うようだ。
その川は生前の業によって渡るのに三つの途(みち)があリ、そこから『三途の川』となったという。
三つの途
善人は橋を渡る(橋は金銀七宝でできているとか?)
罪の軽い悪人は浅瀬を渡る
罪の重い悪人は深瀬を渡る
しかし、時代も変わり「三途の川」も橋を渡ったのは平安末期まで。
室町時代以降は船で川を渡るとか。
渡し賃は「六文」で当時から現在まで一度も値上げされていないという。
ここまで言うと真実味が薄らぐのでこの辺でコメントはやめるが、少なくとも『三途の川』の語源については分って頂けたと思う。
日本には『三途の川』という縁起でもない名称の川が4箇所もあるようだ。
北から、青森県宮城県群馬県、千葉県
「自殺志願者」はそこまで行って、体験的に渡ってみることをお勧めする。
少しは死後の世界が見え自殺を思い留まることができるかも知れない。