病んでみて走れることのすごさ知る(他作)

私の立場ならば『病んでみて歩けることのすごさ知る』と詠みたい。
昔親から「『一眼二足(いちがんにあし)』と言って人間の体で一番大事なのは物を見るための『眼』、二番目は歩くための『足』だ」と教えられ、何を疑うこともなく今日まで来て、杖なしでは歩けない今、その言葉の重みを実感しているところ。
しかし、あらためて『一眼二足』を国語辞書で調べると、どこにも見当たらない。またネットで検索しても出てこない。剣道の古くから伝わる訓には『一眼二足三胆四力(いちがんにそくさんたんしりょく)』という言葉があるようだ。
ついでながら『一眼二足三胆四力』を説明すると、第一に相手を見る目、第二に足さばき、第三に何事にも動じない強い気持ちや決断力、第四に技を発揮する身体能力を言うようだ。
私の恥をさらした結果になったが、このコメントに限らず『日々じじ川柳』のコメントを書くに当たって、自分の勉強不足を思い知らされる毎日。