バツイチが傷にはなってない笑顔〔他作)

年々離婚件数が上がる中において、離婚暦が一度ある人(バツイチ)が自分自身の離婚のことを
『傷』だとは思っていないだろう。また、社会もそんな見方はしていない。作者にバツイチに対する差別意識があるからこんな句を詠んだのかなと作者の心理を疑いたくもなる。
バツイチ』で傷を受けていないところに『再婚』へのステップがあるのだからどんな理由で離婚したにしても、笑顔でおれることはむしろ良いことではないか?
婚姻件数に対する、夫か妻のどちらか、あるいは双方とも再婚という組み合わせの婚姻率は徐々に上がっており、1970年には11.1%だったものが、2000年に21.0%、2005年には実に三分の一を超え34.5%になっている。
『結婚は懲り懲り』という人は決して『傷』ではありませんので、次の句を大声で読んで、是非再婚を。
『再婚に勇気をくれる三四五』
このコメントを書きながら『嫁と畳は新しいほど良い』という故事は今や完全に死語となっていることに気が付いた。