手を貸せと同じ感じか子宮貸せ(他作)

世の中はレンタル時代。『レンタルショップ』に行って『ないものはお嫁さんぐらい』と言われて久しい。
しかし、『子宮』となると全く次元は違う。 これは表現のしようがないので、批判覚悟で『子宮は究極のレンタル品』とでも言おうか。
さて、冒頭の句は、タレント向井亜紀(42)と元プロレスラー高田延彦(44)夫妻が代理出産でもうけた双子の男児のことを念頭に置いて詠んだ句のようだ。

代理母は大きく『ホストマザー』と『サロゲートマザー』の二つに分れる。
違いは次のとおり。
○ホストマザー・・代理母とは遺伝的につながりのない受精卵を子宮に入れ出産する。
サロゲートマザー・夫の精子(もしくは精子バンク)を使用して代理母が人工授精を行い、出産する。

さて話は変わって、
人に『貸しくれ』と言って間違いなく嫌われるのは『お金』。では、『貸してくれ』と言って逆に
喜ばれるのは『知恵』。何回か経験があるが、『知恵を貸してくれ』と言われるほど心地よい言葉はない。言う方が上手を言っているのは見栄見栄なのに不思議に腹が立たない。
『君は最近美しくなったね』と言われ冗談と分っていながらでも悪い気のしない女性の感情と同様だろうか?と思う。
人を上手に動かすには『その人の自尊心をくすぐることが肝心』とは現役時先輩から教わったこと。以後後輩や部下に何度となく使って功を奏した。
単に『知恵を貸してくれ』と言っても急に言うと「何で自分に指名を?」と思うので、『君はパソコンが得意なので知恵を貸してくれ』と具体的に言うと益々やる気になる。具体的なことが浮かばなければ、「冴えた君の知恵を貸してくれ」とか「君は何でも良く知ってるからちょっと知恵を貸してくれ」と、前に修飾語を付けた言い方もある。
長くなったが私見だが蛇足を。『本当に美しい女性』に直接『美人だね』と言うことは失礼な発言に当たるので控えよう。