サウナ風呂これが刑なら重すぎる(他作)

盗賊の王、石川五右衛門豊臣秀吉に処せられた『釜茹での刑』と同様の発想で詠んだ句だ。
朝鮮出兵が長期化し治安悪化している中において、「人心の動揺を抑えるための見せしめの刑」と言われているが、油を入れた釜で9人を煮殺すなど当時でも前代未聞のことだったという。
我が家では妻が百足を発見すると「キャッ!」と叫ぶと共に、割り箸等で即座に捕らえ、迷わず上の釜茹での刑に処す。煮え湯を入れた器の中にポットン落とす。
『から揚げの百足に妻の隠し味』・・・シャコに似ているので食べるとどんな味がするかな?と思って一句。

『ポットン』など傍から見ていて『人間のおごり』以外のなにものでもない。妻は一件落着で一安心した様子。話によると、百足は一匹いるともう一匹必ず近くにいるというがそれ以上探す気はないよう。何の被害を与えていないのだから、このくらいで許してやるのが神の情けかも知れない。