聞かれると違い分らぬがとはの語(自作)

主語を表す『が』や『は』は普段あまり意識することなく使っているが、文章を書いているとどちらを使うべきか時々迷うことがある。
次の文章で考えてみたい。
『昔、昔、あるところに山がありました。その山は高い山でした。その山には猿が住んでいました。その猿は賢い猿でした』
この昔話を観察すると、『山』と『猿』が初めて使われるところには、主語を表すのに「が」が使われ、二度目に使われるところには「は」が使われていることが分る。要は相手の頭にまだ入っていないだろうと思うときは『が』を使い、まだ頭に入っていないだろうと思われるときは『は』を使っているようだ。
私はこれまであまり両者の違いなど考えたことはなかったが「普通に表現するとき『は』を使用し、強調するときに『が』を使用する」ものくらいに思っていた。
自分の書いた文章を『が』と『は』のどちらが良いかチェックするためには、話す程度のスピードで読み返すと『不自然ならば必ず引っかかる』のでそこで換えればよい。
国語の授業のようなコメントご容赦。