滋賀に住む福岡さんは佐賀の人(他作)

ある県名を姓にしている者が、出身地の県名や居住地の県名と異なることは別に珍しいことではない。
県名を姓としている人を私が思い出すまま書くと、北から、秋田、福島、長野、石川、富山、千葉、山口、香川、徳島、福岡、宮崎さんというところ。都道府県地図と我が人生で出会った人の記憶を蘇らすようで記憶力テストのようだ。
私はHPでは原則として実名は避けてきた。
しかし、冒頭の句は『福岡さん』であり、私にも誇るべき先輩の『福岡氏』がいるので、ここはあえて、実名で書かせてもらおう。
福岡氏は職場の3年先輩で45年来の大相撲ファンギネスブックに載っても他の人のデータに全く遜色ないほどの大相撲資料収集点数(1万点を超)である。自宅には相撲博物館を建設。特に『大関大内山』の大ファンとあって『大内山館』まで別に建設。この2月には福岡氏として2冊目の著書『大内山平吉』を発刊。その巻頭言は福岡氏が日頃から親交のある大関大内山のご子息『大内明』氏が書かれているのでそれを紹介して、コメントを終えたい。
「この度『大内山平吉』なる本が福岡さんの手によって発刊されましたこと喜びで一杯です。母をはじめ家族一同心よりお祝い申し上げます。『福岡さん』・・・私の子供の頃から慣れ親しんだ呼び名です。父、大内山は福岡場所から帰ると福岡さんの話をよくしておりました。福岡さんのお名前と福岡場所が重なり、子供心の余計に印象が強かったように思えます。」
『ファンと大関の遺族の温かい人間模様』だと思って取り上げたが冒頭の句と多少なりとも関連付けて読んで頂ければ幸いである。
なお、この本は限定出版にて店頭では販売していませんので悪しからず。