量り売りしてごらんなさいゴミは減る(他作)

昔は駄菓子等量り売りがあったと記憶しているが、今はコーヒーショップのコーヒーと釣具屋の餌くらいしか思いつかない。
コーヒーの量り売りは買ったことがないので分らないが、釣り餌は普通「ゴカイ五百円」とか「ホンムシ千円」と言えば店員が、秤にかけてくれる。しかし、それだって、客の多い釣具屋ではあらかじめパックでセットしてある。
日本ではあまり見られない量り売りであるが、ドイツ、フランス、イタリア等ヨーロッパのエコショップ、エコストアーでは量り売りが目立つそうだ。
量り売りしている物は、洗濯石鹸、シャンプー、コンデショナー、アロマオイル、小麦粉、玄米、紅茶、コーヒーなどという。
ただ、「量り売り」していることだけに着目しても仕方がない。
『ゴミの減量化』を目的とするのであれば、量り売りによって『必要以上の量を買わない』ということが大切。とすれば、*量り売りシステムは、食品部門に取り入れないと、ゴミは減らせないのではないか?
しかし、食品部門だと衛生上の問題が出てくる。店員等人件費を要し、売り場面積も必要。
冒頭の句は将来の『エコロジー社会を築く』という大命題に対しては立派な句だが、現実にはそう簡単にはいかないだろう。