捨てるときちょっとちゅうちょする鏡(他作)

なぜちゅうちょするのだろうか?いつも身近に置き自らの表情を映した物だけに、自分の分身のように扱ってきたからであろう。
我が家の捨て難い物に2人の娘が幼児のときに可愛がってきた人形がある。
長女が誕生を迎えるとき祖母がデパートで買ってくれた立派な人形で、今でも仰向けにすると
目をパッチリ開け大変可愛い顔をしている。現在大学生の次女も小さい時この人形を持ち遊んだ。
購入後25年、一切触らなくなって15年以上経った現在も、『娘らの魂が移っているから』と処分しないで、邪魔になると思いながらも飾っている。
もう一つ、お年玉の三等商品のケース入り沖縄人形も同様の理由で処分し兼ねている。
ついでに、捨てるのにちゅうちょする物を並べると、「子供が学校で習った教科書、ノート、描いた絵」等、これらは、どの家庭でも同じ思いではなかろうか?