その花の売れぬ理由は花言葉

参考までに『悪い花言葉』を拾うと
トリカブト( 敵意・復讐)、ジキタリス(不誠実)、黒百合(呪い)、エリカ(裏切り・孤独)、ムスカリ(失望・失意)
アリウム(無限の悲しみ)、マリーゴールド(絶望)、彼岸花(悲しき思い出)等がある。
花言葉は多様で同じ花でも全く別の意味を指すこともあるようだ。
例えばアジサイが(復讐・美しい輝き・栄光)というように。
また同じ花でも色によって花言葉が違うものがあり厄介だ。
ヒアシンスを例にとると、ピンク(しとやかな可愛らしさ)、白(控えめな愛らしさ)、
赤(嫉妬)、紫(悲哀)、黄(あなたとなら幸せ)という具合だ。 
花言葉を個別に捉えると相矛盾したもの等が出てきて『花言葉なんていい加減ではないか!』と言うことにもなり兼ねない。
しかし、花言葉は大きくは『その花にまつわる神話や伝説から生まれたもの』、『花の色、香り、形、性質などのイメージをもとにつけられたもの』の二つに分けられており、ある程度体系的にはなっているようだ。
我々が花言葉を使う場合は、その時の状況に応じて、都合の良い言葉だけ利用すれば良いのではないだろうか?
冒頭の句のような状況は現実では考えられない。
この句は作者が素材に困って頭だけで無理矢理考えたのだろう。