幸せだ他人(ひと)の幸せ喜べる(他作)

この句を読むと作者の心の豊かさ・温もりが伝わってくるような気がする。この句が詠めるまで自分の精神状況を高められれば、誰からも愛され幸せな人生を送ることができよう。
しかし、次の名言もある。
『自分が幸福だけでは十分ではない。他人が不幸でなければならない』(ジュール・ルナール
人間の心の真実の部分を浮き彫りにしており『名言』として後世に語り継がれていくだろう。冒頭の句との大きなギャップに心が複雑になってくる。
もう一つ『名言』を紹介するので併せて『幸せ』とは何か一緒に考えて見たい。
『他人の幸福を羨ましがってはならない。なぜなら彼は他人が知らぬ哀しみを持っているのだから』(ダンデミス)
以上のコメントは全て他人との比較においての『幸せ』の感じ方。私は、「マイペースであっても自分が『幸せ』と思っていれば、『それが最も幸せ』」と思う。