ハイじゃなしワカッタに児(こ)の自尊心(他作)

恥ずかしながら我が家でも同様だ。
児によって言っている意味合いは少しずつ違うが、『ハイ』と『ワカッタ』の違いを良く考えてみると、
『ハイ』は「言われたことは理解できたので今後実行します」という素直な返事。
『ワカッタ』は「言われたことは理解できた。しかし、今後実行するかしないはこちらの勝手』という返事。
私の解釈と同様の考えで作者はこの句を作ったと思われる。
児が親に対して『ハイ』『ハイ』と常に言っている家庭を一度覗いて見たい。
親は教育が立派にできているつもりでも、児にとっては窮屈な家庭ではないか?
と言うことになれば多少自尊心を発揮できるくらいの家庭の方が、児の創造性が養われ、将来社会の役に立つと言えるのではないか?
返事だけの問題ではなく家庭でのしつけ全般の問題だ。