内閣が発足まずは基礎固め

26日に首相に就任した安倍普三自民党総裁の初の組閣は、総裁選の論功行賞が目立つ「守り」の人事だった。
サプライズ人事で政権浮揚を図った小泉流ではなく、着実に党内基盤を固める道を選んだ安倍氏
ただ『攻め』の要素もないわけではない。
ホワイトハウスを手本にした首相補佐官体制の強化がそれだ。
若き首相の狙い通り側近チームが政権のエンジンとなるのか。
静かに船出した「安倍丸」の前途は視界不良だ。