2006-09-27 内閣が発足まずは基礎固め 26日に首相に就任した安倍普三自民党総裁の初の組閣は、総裁選の論功行賞が目立つ「守り」の人事だった。 サプライズ人事で政権浮揚を図った小泉流ではなく、着実に党内基盤を固める道を選んだ安倍氏。 ただ『攻め』の要素もないわけではない。 ホワイトハウスを手本にした首相補佐官体制の強化がそれだ。 若き首相の狙い通り側近チームが政権のエンジンとなるのか。 静かに船出した「安倍丸」の前途は視界不良だ。