歯科医師は歯を診て患者思い出し(他作)

これが本当の『ハッハハハ』かも知れない。
冗談は抜きにして治療痕が残る治療であれば何科の医師であろうと,一々カルテを取り出さなくても難しい治療ほど患者の名くらい覚えているだろう。

話は全く変わるが、我が家は道路に面し犬の散歩コースになっているので、私は犬を見てその犬の家族を覚えることが多い。
初めて見る人でも、連れている犬がマルチーズで日頃H家の奥さんが散歩させている小犬に間違いないと思えば「あなたはHさんでしたかね?」と尋ねると一瞬「どうして知っているんだろう?」というような顔をされるがすぐ好感を持った表情に変わる。

これも、犬を過信して言い過ぎると失敗することもある。あるとき、シーズー犬を連れている30代に見える女性に、ちょっと年齢が多いかなとは思ったが『あなたはHさんの娘さんですかねえ』と尋ねたところ『マア嬉しい』と言って笑われた。
事後、妻に聞いたところ、その人は50歳前後。Hさんはは55歳くらいという。
笑ったのは私がその人を『若く見た嬉しさ』ではなく『女性を見る目の無さ』の可笑しさだったのである。