熔けだせば少し苦味のある誤解(他作)

久々に本格的な川柳のようだ。『誤解』も凍っている間は互いに相容れぬ状態。
少しずつ溶け出せば「自分の悪かった点を反省し相手の悪い点を許す」という心のゆとりができる。作者は見事そこに視点を当てて作句しているようだ。
途中で少々苦味のある人間関係でも結果オーライならばそれでOKではないかと私は思う。

冒頭の句から類想句をを男女の交際を例に詠んでみよう。
『気を許し分った彼の人間味』