小さくても花壇と認めてくれたチョウ〈他作)

作者の優しさが伝わる句だ。団地の狭い庭で、ささやかに花作りを楽しんでいるのだろうか?四季折々に咲かせた花にチョウが来てくれることは園芸の楽しみを倍加させ、住む人の心まで豊かにしてくれるから不思議なものだ。
私の団地では庭で果実のなる木を植えている人は、毎年サルに荒されるのでこれとは感覚的には全く逆で句で詠めば
「許可もなく人の果実を盗る野ザル」というところ。
チューリップのつぼみまで実と間違えてみな盗ったというから本当に許せない。