ため息でカーテンゆれる試着室(他作)

久々の名句だ。太った人はスマートな人より一般的に肺等呼吸器の容量も大きいし、吐き出す力も強力と考えられる。
試着品を2・3着持って入って、試着しながらなかなか「ピタッ」とするのがないので、『これもちょっと無理だわ。この店ではダメかしら?』と独り言を言って、大きく肩を上下させて『フーフー』ため息をついているのが想像できる。
大切な商品なので無理に体に通して破らないよう。ため息しているうちは「無料」だが、少しでも商品が裂けると即有料化し「買取り」になるのでご注意を。
つくづく『カーテンゆれる』とはうまく表現したなと感心する。
私はカーテンがゆれる以前の問題だが、カーテンで囲んだ試着室ではカーテンが邪魔だろうと心配してあげる。
「カーテンの袖持ち見守る試着室」
〈よく読めば口が悪いぞこの一句)・・・どこからか声が聞こえてきそうです。