立ち読みで泣いてる涙もろい人(他作)

この句を読んで情景を思い浮かべると結構こっけいだ。この書店は自由に立ち読みをさせているのだろうか?「感動して涙が出るほど」と言えば、かなり長時間読んでいるに違いない。
「立ち読みはダメだ!」と注意すると「では座って読めば良いのか」と、いう学生がいると言うから困ったもの。
最近書店で最も困っているのは万引きの多いこと。
先日も書店でトイレに入ろうとしたら扉に「トイレに行かれるお客様は受付にお申し出ください」と張り紙がある。「信頼関係もここまで落ちたか!」とビックリした。
私は平積みの本を買うとき、絶対に一番上の本を買わない。一番上は立ち読みで汚れたり体裁が崩れたりしてなんとなく気持ち悪いから、下の本を取って購入している。
書店にとっては、立ち読み客は、本を傷める、通路をふさぐ、万引き発見の支障になる等々立『歓迎せざる客』に過ぎない。
書店に『涙を流す立ち読み客』がいるなんて、『お客様管理の甘さ』以外の何物でもないいう視点から私は見たい。