謝罪してその後すぐに部下怒鳴り(他作)

上の句と下の句があまりにも対照的なので情景を考えるとこっけいだが、組織としては珍しい事例ではない。
句と順は逆だが、上司が部下を怒っている最中にお客さんがその上司を訪ねて来ると、いつの場合でも上司の態度は180度豹変して「やあ、しばらくでした。まあまあどうぞ!」とどこで作ったのだろうか?と言う笑顔で歓迎する姿を何回も見てきた。
そのたびに、この上司はどういう精神構造をしているのだろうか?と不信感を持ち、よくもこんなにあっさり頭の切り替えができるものだと感心もしていた。
それはその上司生まれながらの人間性なのか?、組織の幹部として当然持つべき技量なのか?いつも考えさせられた。
最近不祥事を起こした会社の社長が記者会見で関係者や国民に謝罪する事例があまりに多い。彼らは例外なく、瞬間的に頭の切り替えができる人ばかりである。
それができない人は心から責任を感じて、不幸にして自殺の道を選ぶ等する。言い換えると不祥事が起こっても無責任でおれる精神構造の人間でないと、とても大不祥事をする会社の社長など務まらないということである。
その証拠にトップが自殺した事例を私はほとんど知らない。
独断と偏見で書いてご容赦。
ただ、はっきり言えることは、「社員に厳しい幹部ほど外向けには笑顔で接しており対外的な評判が大変良い」と言うことだ。