異人さんいいじいさんと思ってた(他作)

笑い話にもならぬ川柳だ。
「異人さん」とは誰もが聞いたことのある童謡「赤い靴」の中に出てくる言葉だ。
参考までに歌詞を書くと、
「赤い靴はいてた女の子 異人さんに連れられて いっちゃった」となる。
ここで「異人さん」が「いい爺さん」に置き換わったのでは全く意味の通らない歌詞となる。
「異人さん」とは宣教のために日本に来ていた外国人のことのようである。
当時外国人は日本人の子供を誘拐して外国に売りつけていたといいい、大人は子供に「赤い靴」の歌を教えることで、外国人に誘拐されないよう気をつけさせたようだ。
それでもかなりの子供が外国人によって誘拐されていたという。
どうもそういう背景があって童謡として後々まで生き残っているようだが、皆さんご存知だったでしょうか?
(以上コメントしましたが、このコメントでは、『宣教師が誘拐したのか?』という素朴な疑問をもたれると思います。実は私自身そういう疑問を持ちながら書きました。今後判明した時点で加筆修正させて頂きます。)
この川柳も「言葉遊びをして」と嘲笑してすませばそれで終わりですが、一旦中に入ると自分の無知無学等反省させられる材料が多いのに気づかされます。