笑ったぞクールビューティー金メダル

感情を表に出さないことから名付けられた「クールビューティー」。
その笑顔が輝いた。
フイギィアスケート女子で日本初の金メダルを手にした荒川静香選手。
自分の意志を貫いた夢の舞台で披露した見事な演技。
スケート人生の集大成を成し遂げた喜びにあふれた。
彼女の小学生時代をスケートコーチは
「能面をかぶったような子。いくらしごいても、絶対に涙を見せない。しごきがいがあったね」
と語っている。
それにしても、トリノでの日本のメダルは遠かった。
「5個」を目標にして送り込んだ選手団は男子59人、女子53人の計112人。
現地からは「誤算」「作戦ミス」「世界の壁」等暗いニュースばかり。
それが「本人もまさかの金メダル」の朗報だった。
彼女の地道な努力をたたえたい。