大鵬も消えて残るは卵焼き(他作)

今シーズンの巨人の弱さを巨人の名を出さないで痛烈に皮肉った句だ。大鵬の全盛時代は「昭和36年から44年まで」あのころ流行した言葉が「巨人、大鵬、卵焼」だ。「巨人」は金の力で人気を得てきた球団。大胆なプロ野球改革が始まっておりいつまでも人気チームではおれまい。「大鵬」は引退して消えた。「卵」は物価のお手本と言われるほど我々にとり嬉しい存在。残ってはいるが、あまり食べると黄身にはコレステロールが多いので要注意だ。『巨人、大鵬、卵焼き』は懐かしい言葉だが実態からしても尻すぼみだ。団塊の世代がいなくなると一気に死語になっていくだろう。