ひとつずつ取るから我慢できる年(他作)

当たり前のことをあえて句にするとこんなにもおかしさを誘うものであろうか?ではこれと五十歩百歩の句を一句、『死ぬまではみんな生きてるから不思議』と詠むと「フフン!」と鼻笑いされて終わりだろう。前の句がおかしいのはみんな『年をとりたくないという強い気持ちがあるのに対して、後の句には作者の心が何も入っていないから全く馬鹿らしいだけの句になっているからだ。要は句には心が入ってなと面白くないと言うことだろうか?