2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

八割が減益赤字上場で

中国地方の上場企業57社の2008年9月中間期決算が出揃った。 初の中間決算となるデータホライゾンを除く56社の連結ベース(一部非連結)では、減益・赤字が45社と全体の約8割を占めた。 景気悪化や原材料高、円高の影響で製造業を中心に収益悪化が目…

夜遊びと早起きが乗る始発電(他作)

人間は四六時中誰かが動いているから始発の電車に誰が乗ろうと別に不思議なことではない。 しかし、この句は一晩中遊んだ者と早朝から仕事に就く者を対照的に捉えているためコントラストがはっきりして面白い。 家庭内でも同じ現象があるのが最近の特徴で句…

交付税税収減でも減らさずに

財務省は十三日、二〇〇八年度の地方交付税交付金について、原資となる法人税収などの下方修正に伴う減額を見送り、国が全額補てんする方針を固めた。 厳しい地域経済や地方自治体の財政事情に配慮したためで、減額見送りは二年連続。 〇七年度の補てん額は…

天井が見えたら伸びが止まった木(他作)

まさか植物の木のことではないだろうから、人間心理を「木の成長状況」に替え上手く比喩表現している句に違いない。 こんなことは、中央省庁の官僚の天下り先となっている企業等ではよくあること。 トップ当たりのポストは沢山あっても毎年定年退職する官僚…

制限は自治体任せて交付金

自民、公明両党は十二日、追加経済対策に盛り込んだ総額二兆円の定額給付金について、高額所得者を対象から除外するための所得制限を設けるか否かは各市町村の判断にゆだねることを決めた。 制限を設ける場合は年間の所得千八百万円を下限とした。 給付額は…

「おまわりさん」言われてむっとした警視(他作)

私は警察官の階級には全く疎いが、『警視』とは警察署では「暑長、副署長」クラスで、県警本部では「課長」クラスだという。 冒頭の句は恐らく子供が言った言葉を詠んだ句であろうが、大人だって、暑の建物以外ではこのように呼ぶに違いない。 警察の階級な…

千八百万以上辞退をさせて給付金

政府、与党は十一日、追加経済対策に盛り込んだ総額二兆円の定額給付金の大枠を固めた。 所得制限は設けないが、高額所得者には受け取りを辞退するよう促す。「高額所得」の目安として「年間千八百万円以上」を提示する方向だ。 『やるとるなどうも馬鹿げた…

姓名のバランス狂う結婚後(他作)

名前は子が誕生した時、縁起良い字画や書き易い漢字等のほか?姓と名の語呂は良いか?姓と名の意味のバランスは良いか等も考えてつける。 結婚とはこのような親が考えたベストな組み合わせの姓名をバランスなど全く考えず『姓』と『名』に分離する作業と言える…

給付金辞退型での方針で

政府与党は十一日、所得制限を設けるか否かで議論が迷走していた総額二兆円の定額給付金の受け取り方法をめぐり、所得制限を設けず、高所得者が自発的に受け取りを辞退する方式で、最終案を取りまとめる方向となった。 (11月11日中国新聞ニュース抜粋)…

食べれないこともないわという感想(他作)

「マイナス」Х「マイナス」=「プラス」である。 同様に「否定」の「否定」は「肯定」だから結果的に『食べれる』ことにはなるが、一度ケチがついた感じであまり美味しい感じはしない。 独身時代、私の知人に妻の友達を紹介して感想を聞いたところ、「見られ…

給付金使途は貯蓄に生活費

政府与党が追加経済対策の目玉とする総額二兆円の定額給付金の使い道について、八,九両日に実施の共同通信社の全国電話世論調査で『生活費』『貯蓄』と回答した人が合計で80%近くに上った。 世界的な金融危機で景気後退、賃金、雇用への先行き不安が広がる…

花火果て一人ビールもお開きに(他作)

夏の花火という背景はきれいで良いが、『一人花火』は少し寂し過ぎる。 『お開き』なんて言葉を使うと、一人で「中締め」の発声もしたんだろうか?『作者のユニークな人柄とこっけいな情景』が浮かぶ。

砂遊び意識不明に中二生

八日午後五時半ごろ、宇都宮市大谷町一四〇二、市立城山中央小学校のグラウンド内の砂場で、近くの中学生六人が砂に埋まり遊んでいたところ、中二男子生徒(13)が体調不良を訴え、病院に運ばれたが意識不明の重体になった。 宇都宮中央署の調べでは、六人は…

鑑定団あなたその値で買いますか(他作)

ここの「鑑定団」とはテレビ東京が制作で島田伸助等が出演するバラエテー番組『なんでも鑑定団』の鑑定団のことである。 作者の質問は無茶苦茶。鑑定することと買うことは全く別次元の問題。 骨董品にしても美術品にしても欲しくなければ買うはずがない。こ…

丸投げの一人一万二千円

政府、与党は七日、政府の追加経済対策に盛り込んだ総額二兆円の定額給付金に関し、支給額を(1)一人当たり一万二千円(2)ただし十八歳以下の子どもと六十五歳以上の高齢者には八千円を加算―とする基本方針を固めた。 夫婦と子ども二人の世帯には計六万四千円…

健康にいいのが不思議ドクダミ茶(他作)

ドクダミ茶は健康にいいようであり高血圧予防・改善、便秘、美肌、に効果があるという。 継続して初めて効果が出るものらしい。 失礼だが、作者の本音を表現して私が詠むと、 『健康に何で良いのか毒駄目茶』というところ。 それでは『ドクダミ」は何でこんな…

無駄使い千億超えたと検査院

会計検査院は七日、官庁や政府出資法人などの二〇〇七年度の決算検査報告を麻生太郎首相に提出した。 税金の無駄遣いなど不適切な経理処理は計九百八十一件、総額は約千二百五十三億六千万円に上った。 十二道府県の不正経理問題では、計約十一億三千七百万…

なめくじと言うなしおから食べる前(他作)

作者は目の前の物より先に話を食べる方かなと思いながらこの句を読んだ。 マア、あまり感じの良いものではないから言う方も慎むべきだろう。 多少上品になるが連想句として思い浮かんだのは、 『かたつむり言うなエスカルゴ食べる前』 ここで問題となるのは…

オバマ氏が黒人初の大統領

米大統領選は四日、開票が行われ、民主党のバラク・オバマ上院議員(47)が勝利に必要な選挙人二百七十人を大幅に上回る三百四十九人を獲得、共和党のジョン・マケイン上院議員(72)を破り、地滑り的大勝で初当選を決めた。 人種偏見が根強く残る米国で、黒…

ごほうびだてるてる坊主に髪を書く(他作)

「髪」を書いて何の意味があるのだろうか?『何の意味もない川柳』を笑えと言っているようだ。 私ならば『ごほうびだつるつる坊主に髪一本』とする。 この句ならば問題表現はあるが一読明快である。ところで、上の「てるてる坊主」は日本の風習だが、元々中…

五年後へ六パーアップだ消費税

政府の社会保障国民会議(座長・吉川洋東大大学院教授)は四日、首相官邸で会合を開き、最終報告をまとめ麻生太郎首相に提出した。 年金や医療、介護、少子化対策など社会保障機能を強化する必要性を訴え、消費税増税を念頭に、安定財源確保に向けた税制改正…

脈のあるうちに聞かれる金の場所(他作)

この川柳の面白さは『脈のある』という表現だろう。 死期が迫った人間が金の場所を言えるかどうかはいささか疑問。 普通ならば、 『目の黒いうちにうちに聞かれる金の場所』と詠むところだが、『目の黒い』を『脈のある』に変えただけでこれだけ川柳は面白く…

五億円詐欺の小室が逮捕され

大阪地検特捜部は四日、所有していない八百六曲の音楽著作権を譲渡すると偽って兵庫県内の投資家から五億円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで音楽プロデューサー小室哲哉こむろ・てつや容疑者(49)ら三人を逮捕、東京都港区の自宅や事務所など関係先を家…

酌をしてもらいたくって酌をする(他作)

川柳は「大笑いする句」と「小さく笑う句」があるが、2日の句はどちらかと言えば前者であり今日の句は後者だろう。 この句を読んで瞬間的に感じたことは、宴会等の席で沢山の料理が並べられると、料理に手を出すのは参加者の自由。しかし、ビールや酒のアル…

流域で総合管理水資源

国土交通省は二日、利根川や木曽川など全国七水系を対象に、安全でおいしい水の供給や渇水時の水の融通など水に関するすべての問題について、流域の自治体が国と協力し総合的に管理する新計画をつくる方針を決めた。 水需要予測に基づくダム建設に力点を置い…

マイナスの成長と言う不思議な語(他作)

発想は単純だが真剣に考えると難しい句だ。 『マイナス成長』とは、経済における売上高やGDPなどの成長率がマイナスになることを言い、前年比で使う場合が多い。 通常『成長』と言えばプラスのことだけを指すが、不況があったり天災があったりすると、マ…

パナソニック三洋買収最大手

パナソニックが三洋電機の買収に向け、優先株を保有する米大手ゴールドマン・サックスなど金融三社と協議入りすることが一日、分かった。 年内の基本合意を目指す。実現すれば大手電機メーカー同士による国内初の本格的な再編となり、単純合算で年間売上高十…

表彰台うーんと略して凸と書く(他作)

日本シリーズは昨日始まったばかり。 久々の大ホームランという感じの川柳。単純思考の私は『凸』が出るとすぐ『凹』を考えてしまう。 『落とし穴うーんと略して凹と書く』が浮かんだがあまりにも子供っぽい。 続いて浮かんだ句は 『棺桶をうーんと略して凹…

侵略を空莫長が正当化

防衛省の田母神たもがみ俊雄としお航空幕僚長が、過去の中国侵略や朝鮮半島の植民地支配を正当化して「わが国が侵略国家だったなどというのはまさにぬれぎぬ」と主張し、政府の憲法解釈で禁止されている集団的自衛権行使や「攻撃的兵器」の保有解禁も事実上…

原因はお年頃だと医者は言う(他作)

にきび顔になった女子中学生に対する『お年頃』ならば分かるが、まさか、「五十才前後の女性に対する更年期障害」や「老人に対するアルツハイマー・痴呆」に対する医師の言葉ではないだろう。 この句を読んで瞬間的に感じたのは、作者はいわゆる「薮医者」に…