2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

国会に行くほど暇じゃない議員(他作)

大学生ならば「大学に行くほど暇じゃない学生」と詠み変えるのであろうが、同じ『行く』にしても大学生は「授業料」という金を出して行くが、議員は「行く」と逆に『歳費』というお手当てがもらえる。国会の空席は全てサボりだろうか?だとすれば冗談じゃな…

加速するエイズ治療追いつかず

HIVの感染者とエイズウイルス患者の合計が昨年1年間で千人超、累計で1万人を突破し、過去最悪を更新し続けていることが厚生労働省のまとめで分かった。エイズ治療を担う病院機能に格差があるため,一部の病院に患者が集中し、医療体制もピンチだという。昨年…

浮気ばれ想定内と妻は言い(他作)

「ホリエモン負けた戦も想定内」だったが、『想定内』は開き直るのには都合の良い言葉だ。学校でいたずらをした生徒を先生が呼んで説教すると、生徒は全く反省も謝りもせず、 平然と「想定内です」とからかい半分に言う子供も現れるのではないか?最近は切れ…

中国が世界期待の断固阻止

中国は、北朝鮮の核実験実施が確実に迫ったと判断すれば平壌に特使を派遣、取りやめるよう説得する断固阻止の方針を固めたことが14日分かった。中国が強硬姿勢を鮮明にしたことで、北朝鮮は核開発を通じた体制維持か、経済再建に欠かせない対中国関係維持か…

失恋の青い心を流したい(他作)

人気の美人川柳作家やすみりえ(33)さんが教室で生徒の作品を添削した句だ。生徒の元の句は「失恋のせつない心流したい」だった。やすみ先生は添削に当たって、「失恋は悲しい、寂しいと分かるから、せつないと説明しなくていいんです。どのような心なの…

第三のビール税制すき間ぬい

「第三のビール」と呼ばれるアルコール飲料の4月の出荷量が、大手4社とも、ビール、発泡酒を含めたビール関連飲料全体の2割に達したそうだ。ビールに良く似た風味なのに価格がビールより4割以上安いとあっては売れるのは当然だろう。私はビール党なので…

好きな人鼻の穴も愛おしい(他作)

愛すれば欠点までも良く見えるという『あばたもえくぼ』ということわざとほぼ同様の意味の句である。世の中には性格や姿形の違う多くの男性と女性がいても不思議に丸く収まっているのは、表面には出ないこれらの心理作用が大きく影響しているからだと思われ…

水巡る戦争呼ぶか温暖化

考えたこともなかったことが朝日新聞トップページに載っていたので句にした。「世界24河川の水量が両極化しており今世紀末にはユーフラテス川の水量は4割減って干ばつの恐れがある一方、ガンジス川は15%増えて洪水の危険が高まる」という。地球温暖化の…

目撃者おらず寂しい流れ星(他作)

人の気持ちも分からない人が多い世の中にあって星の気持ちが分かるとは何と優しい句であろう。流れ星は満天の星空ならば1時間に2〜3個見られるそうだ。流れ星が見えている間に3回願いを唱えると、その願いは叶うそうなので、暖かくなったことだし空を見上げ…

腐敗した魚は切れぬサビ包丁

毒舌句でご容赦を。今日の朝日新聞社説に「これなら要らない大阪市議会」というタイトルで「職員に対する常識外れの厚遇が問題になった大阪市役所で市議会はチェック機能を全く果たせなかった。その理由を探っていくと議員の待遇の良さに行き着く。自分達が…

結婚ははやってないという娘(他作)

困ったもんだねえ、結婚なんて「韓流ブーム」のように流行だから韓国映画を見たり、韓国に行くようなものではないんだぞ!結婚するかしないかは全く個人の自由だけど、自分が幸せになるためにするのが結婚。かえって不幸になる人もいるけど。失礼しました。…

トヨタ自が笑い止まらぬ一兆円

トヨタ自動車が10日発表した05年3月期連結決算で、最終的なもうけを示す当期利益が1兆1,712億円となり過去最高を更新した。日本企業初の一兆円超となった前年同期を0,8%上回り、利益では製造業で実質世界一の座を維持した。ゼネラルモータース(GM)やフォ…

細君と言うには無理ある体型で(他作)

『細君』とは辞書によると「(親しい人に対して)自分の妻をさしていうことば。女房。」「(同輩以下の)他人の妻をさしていうことば。」となっている。知人の奥さんに通称『だいちゃん』と呼ばれる方がおられるが,『細君』が無理なら、好きな名前に変えた…

ぎりぎりに自分を置くと自立する

シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子(33)が9日、10年間指導を受けてきた。佐倉アスリート倶楽部の小出義雄代表(66)から離れ、独自に競技を続けていくことを発表した。高橋は記者会見で『いい時は監督のおかげ、悪い時は監督のせい。だめで…

サヨナラのラでかけられるドアロック(他作)

何と冷たさを感じる句であろうか。外に音が漏れないようにするのが、普通だと思いますが・・・。押し売りや、セールスマンならいざ知らず、友人ですからね。これじゃあー全く、「ドアの音マナー知らずを告白し」で、人柄まで疑われてしまいますよ。まあ、「…

動じても優勝不動祐理にくる

新聞のスポーツ面のタイトルは全国紙、地方紙に限らず駄洒落を入れているので面白い。 今日の朝日新聞も『動じても不動プレーオフ制し今季初V』と載せていたので、この言葉を一部借用し、句にした。6年連続賞金女王を目指す不動祐理(28)が、大山志保との…

かみながらもう片付ける独り者(他作)

「かむ」というからガムかと思ったがよく考えれば口に入れた食事だ。何をそんなに急いでいるのだろうか?ひとりなら何もそんなにあわてることもあるまいに。作者の男女の別は分からないが、若い人はこんな句は作らないだろうから、五十代以降か?私ならば『…

両親に会いたく本名入幕し

この句を読んで意味がすぐ分かる人はよっぽど相撲通だ。朝日新聞が「増える『本名入幕』」というタイトルで面白いデータを載せていた。夏場所新入幕を果たした片山は本名のまま入幕した37人目の力士だそうだ。師匠会で十両昇進者にはしこ名をつけるよう申し…

明日妻は出かけるらしいカレーの香(他作)

食事の準備で妻の行動が読めるということだが、確かにそうですね。カレーだったら一般的に子供は大好きだし、子供に限らず誰でも食べる。食べる前に温めさえすればそれでOK! 格好の、主婦不在用食品だろう。それでは、妻が遅くなる時はどうするか?「明日妻…

人命は軽いかJR脱線後

尼崎JR脱線事故の電車に乗り合わせながら、乗客救助をせずに立ち去った二人の運転士。 職場のボーリング大会、支社長杯ゴルフコンペ・・。JR西日本の事故当日の非常識な行動が、次々露呈した。JRの現在までの調べでは18件で延べ185人がかかわっていたという。…

正直で誰も意見を聞きに来ぬ(他作)

意見を聞きに来て、誰もが回答しそうな正論ばかりを言うのなら相談し甲斐がないから、 意見を聞きに来る人は徐々に減るだろう。しかし、相談内容に多少の非や後ろめたいことがあっても、相談者の立場で考え正当化してあげれば、ことの良し悪しは別とし意見を…

こども」って「子供」が良いとメデイア言い

5日の産経新聞社説が次のとおり興味ある記事を書いていた。抜粋すると「国民の祝日に関する法律によって、『こどもの日』の子供は仮名で書くことになっているが、その是非を考えてみたい。国語表記の基本は漢字仮名混じり文である。それは文字を持たなかった…

ノーブラの土俵が揺れてる土俵(他作)

何を考えて土俵を見ているんだよ。まさか、女子のプロレスじゃあるまいし。作者はペンネームで「酒みちる」となっているから、どこかの親父さんが、酒を杯に満たして飲みながら巨漢力士の胸をそういう眼で見て作句したのであろう?Hな言葉を使っておきながら…

期待する子供どこまで先細る

今日は「子供の日」だ。総務省が4日付けで発表した統計によると、4月1日現在の子供(15歳未満)の数は1,765万人で前年より15万人減、24年連続減少という。総人口に占める割合も13.8%で31年連続の低下とか?子供の割合が最も高いのは沖縄県で18.6%、逆…

冗談のフリして本音言う彼女(他作)

職場でもよくあることだ。ひとまず冗談のような口調で言い放ち、相手の顔色や出方を見て、おもむろに自分の態度を決めるやり方だ。どちらかと言えば、素直でない方法であり、 一瞬の笑いのあとにはすぐいやな感情が襲ってくる。『川柳』そのものをこの句の意…

空のミス次はまさかの墜落し

29日には羽田空港で航空管制官の大失態があったばかりであるが、3日には静岡市で連休中の交通渋滞状況を調べていた静岡県警の小型ヘリ「ふじ1号」が墜落、炎上し、警察官5名が死亡した。ヘリは、住宅をかすめるようにしながら高度を下げ続けた末、2階建てア…

子守歌うまく感動眠れない(他作)

困ったもんだが、子供の立場で作句したところが面白い。子供を寝かせつけるために歌うのが子守歌だが、そういうことをどうやら心得ていないらしい。うますぎては感動して眠れず、下手でも雑音に聞こえて眠れないだろうから、NHKのど自慢で鐘二つ鳴らすくらい…

飛ばせたいやっぱり飛ばぬ詰まる球

プロ野球が今季からセで中日、巨人、横浜の3球団,パで楽天を除く5球団がミズノ社製の『飛ばないボール』(低反発球)を使用している。この使用が決まった時、阪神、金本外野手は『飛ばぬぬなら飛ばして見せよう飛ばぬ玉』と豪語していた。セのホームラン記…

横綱は憎いくらいがいいんです(他作)

私は昔から相撲ファンだが『憎い』と思った横綱は現理事長の「北の湖」と「朝青龍」くらいであり、「大鵬」や「千代の富士」は強いことに感動しきりであった。横綱だから勝って当然だが、ファンに好かれるかどうかは、勝った後の土俵上の態度にかかっている…

陸上の惨事に負けなと空もミス

29日の羽田空港で、管制官が旅客機2機を工事のため閉鎖された滑走路に着陸するよう指示する失態があり、危うく大惨事になるところだった。当直の管制官18人全員が滑走路の閉鎖を忘れていたという。航空機は着陸と離陸の時が事故が一番多く、操縦士が最も緊…