2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

体から杉が生えても良いくらい(他作)

「作者さん花粉からは芽は出ませんよ!」などあまり固いことを言わないよう。川柳だからこれくらいでいいんですよ!それにしてもすごい花粉ですね。15日の広島県南部と同北部の花粉予報はいずれも『非常に多い』だ。この二つの予報の間に「みみ・はな・の…

世間の眼市の厚遇をあぶり出し

大阪市に端を発した職員厚遇は、各地の自治体でも次々発覚した。大阪国税局は14日、大阪市が職員に支給したスーツや旅行券を給与所得と認定。既に神戸市や京都市に対しても税務調査を進めており、ほかの自治体に波及すると見られる。懸念したようになりつ…

どっちなの天気予報の50%(ごじっパー)(他作)

洗濯物を外に干そうか室内に干そうかと迷った際作った句のようだ。それにしても、最近の長期予報の当たらないこと。天気予報は外れても誰も責任とらないし、謝っている事例もなさそうだし、公務員の中では最も気楽な仕事ではなかろうか?漁業や農業に従事す…

父母婚の優位イケンと籍をやり

言葉遊びをして失礼!フィイリッピン女性と日本人男性の間に生まれ、両親が法律上結婚していないことを理由に日本国籍を拒まれた男児が国籍確認を求めた訴訟の判決が、13日東京地裁であった。裁判長は、3人が家族として共同生活をしている実態を重視。「…

すれ違うマスク同士が眼で合図(他作)

スギ花粉症の人が多いですね。現在日本人の17%がかかっていると言われています。ということになれば、句のような光景はあちこちで繰り広げられているということです。今まで声の大きさで自己表現していた人はマスクにじゃまされて不便だと思います。眼で…

フリーター・ニート春来る数値決め

厚生労働省は11日、フリーターやニートの増加など若者の雇用問題について対策を強化する方針を決めたようだ。05年度中に20万人のフリーターを正社員などの定職に就かせる数値目標を設定。5月には各界のトップを集めた厚労省主催の国民会議を開き、社会全体の…

無料だと何でももらううちの母(他作)

昔から『只より高いものはない』と言われているが、この母はどうも人にだまされたことがないようだ。昼間家にいると営業マンの訪問や電話の数が多いこと。うっかり『無料だから』ともらうと、相手のうまい口車に乗せられ高価な買い物をする羽目にもなる。エ…

内臓が陸で飛び出す深海魚

深海魚の体は大きな圧力に耐えられるようできているが、いきなり海面に引き上げられると、水圧から解放され、口から内臓が飛び出したり、眼球が飛び出したり、悲惨なことになるという。(倉嶋厚「季節面白辞典」より)今の深海魚は中国だ。その国の体内から「…

新聞を変えて見づらいテレビ欄(他作)

全くそのとおりでありおかしくもなく笑いも出ない。我が家は事情により朝日・中国2紙購読しているので、いつも感じていることだ。改めて比較してみると、「NHK総合」「NHK教育}までは同じであるが、それから中国は、「RCC」{広島テレビ」「ホーム」「TSS」…

社保庁が起死回生の未納策

社会保険庁は、新たに得られるようになった市町村の税務情報を活用して、国民年金の保険料未納問題に対する強制徴収の強化を図るという。当然過ぎることだ。滞納者が悪いのは当たり前だが、約120万人と言われる世帯所得500万円以上の未納者を生じたの…

アサリ買いおまけの子ガニ飼ってみる(他作)

子供の発想かも分からないがなかなか面白い句だ。私もこれまで子ガニには何度も出会ったので調べてみたくなった。このカニはカクレガニの仲間で甲羅1cm足らず.幼生のうちは海中を漂っているが、稚ガ二に成長すると海底に下りてアサリやハマグリを探して潜り…

日本の誇り治安が地べた這い

内閣府が9日発表した「社会意識に関する世論調査」によると、日本で悪い方向に向かっている分野(複数回答)は、「景気」を抜き治安が47.9%で初めてトップとなった。「治安以下」は「景気」の38.5%、「国の財政」39.1%、「雇用・労働条件」の…

マイホームあったかいのは便座だけ(他作)

句は面白いがこういう心境にはなりたくないな!「念願のマイホームは達成したが、ローンでふところは極端に寂しくなった状態。妻をはじめ家族はみんな冷たい。、犬や猫までなついてくれない。トイレの暖かい便座ににかけていると、つかの間の幸せを感じる。…

恒例のけんか読者を楽しませ

8日付け朝日新聞社説はいきなり『こちらこそ驚いた』のタイトル。内容は同紙の6日付け社説「こんな教科書でいいのか」に対し、産経新聞社説が『驚かされた朝日新聞社説』とけんかを売ってきたので、それを買って反論したもの」である。火事とけんかほど面白…

小さい「っ」また打ち方を父が聞く(他作)

初心者のころはよくあることだが、私などパソ暦6年になるのに今でも『あれどうだったかな?』と迷うことしばしばである。その場合は笑われそうだが、普通に「つ」を入力して変換で小さい「っ」に変えるというごまかしをしている。この句の作者は娘さんだろう…

携帯の二強時代が到来し

携帯電話の顧客争奮戦は、2年連続でau(KDDI)が勝利。電気通信事業者協会が7日発表した04年度末の携帯電話契約数によると,純増数は、業界2位のauが最大手のNTTドコモを押さえ首位。各社の純増数は①au258万②ドコモ250万③ボーダフォン9万④ツーカーグループ4万…

ふぐちりはたぶん値段が隠し味(他作)

ふぐちりの高価なことをうまく皮肉った句ですね。笑うまいと思ってもどうしても口が緩む。ふぐの本場下関に赴任していた時何回かふぐちりを食べたが、はっきり言って高価な割にはたいした味ではないと思って食べていた。しかし、この句を読んで物は考えよう…

信仰を地獄に変えて祝福し

6日、京都府に本部がある宗教法人『聖神中央教会』の創設者で、代表を務める牧師、永田保こと金保容疑者(61)が信者の少女(当時12歳)に教会内で繰り返し性的暴行を加えたとして逮捕された。ほかにも複数の少女や成人女性が同様の被害を受けていたことを…

十分に腐らせ思い切り捨てる(他作)

意味を考えて切ると五七五にならず、五四五三になるのが残念。でも全国紙の柳壇が採用しているのであえて使用させてもらった。「十分に腐らせ」と「思い切り捨てる」の大胆なセンテンスを二つ並べているところにこの句の面白さがある。まさか花や野菜の肥料…

執念で開かずの扉をやっと開け

事件発生から44年、死刑確定してからでも33年。私の記憶にある「名張毒ぶどう酒事件」の奥西勝死刑囚(79)の再審請求が5日認められた。最高裁で死刑確定して7度にわたる再審請求のエネルギーはすごい。人を裁く人間も神様ではないので、誤判を防ぐ…

運だけで何とかなったのが不運(他作)

なかなか物の心理を突いた句で面白いですね。作者は今後同様の事態が生じた場合どうなるかということを心配しているが、先のことを考えても仕方ないんで「運も実力のうち」という言葉もあるし、「過去に得を積まれていたから、今回は運が良かったのだろう」…

中国に美人ウヨウヨサロン伸び

美容関連産業がアジアで急成長しているという。中でも中国は年率3割の伸びで9%の経済成長率を大きく上回っている。男性から見て街行く女性が日に日に美しくなっていくということは,「身も心もそぞろ」という感じだろうか?「消費の四大熱点」と言われる…

乗ってきて美人になって降りた女(ひと)(他作)

「自然に美しくなった」ように表現しているところにこの句の面白さがある。通勤後の電車にひとりの女性が乗ってきて、真向かいの席に座った。ハンドバックから手鏡を取り出し、口紅や眉毛をていねいに塗っている。手鏡を左右に移動させて眺め納得したのかハ…

平和説く空飛ぶ聖座がついに逝き

東欧民主化や宗教和解に大きな足跡を残したローマ法王ヨハネ・パウロ二世が日本時間3日午前4時37分、バチカンの居室で死亡した。84歳だった。法王は在位中に歴代最多の104回の外遊をこなし『空飛ぶ聖座』と呼ばれた。約11億人のカトリック信徒を…

偽一円疑っている慎重派(他作)

硬貨は造幣局で製造しているが現在500円から1円まで6種類。製造原価は公表されていないが『1円じゃ作れない1円玉』と言われている。偽1円を作る物好きはいないだろう。 作者がこの句の通り本気で疑ったと仮定して世間にいる『石橋をたたいて渡らぬ慎…

采配の変化切れ見せ巨人飲む

下馬評にはなかったが、カープが巨人に対して開幕2連勝中だ。中国新聞の名解説「球炎」によると「今年は山本監督の選手起用が変わったことが幸いしている。」と書いており昨日の試合は『6,7回の完璧な投球から得た8回続投は、広池に微妙な心理の変化が…

物置はもったいないで山となり(他作)

物を贅沢に消費しているということが言いたかった句であろうが、押入れは一杯で入らないという住宅事情も一方にはあるのではないか?句の意味はひとまず置くとして「もったいない」が川柳にまで詠まれるとは。この言葉はノーベル平和賞受賞者でケニアの環境…

福山市条例泣かす見本見せ

今日の中国新聞トップ記事は『福山市、公文書を放置、公用駐車場に数百人の個人情報』。市は県内の自治体のトップを切って1,990年総合的な市個人情報保護条例を制定し先進的な団体として注目されていたと言う。大阪市の職員に対する厚遇問題で国民の自…

クラス会愚痴に薬に孫自慢(他作)

作者は還暦を過ぎたころの年齢だろうか?クラス会だから楽しき思い出を語りたいものだ。が、この年齢になると時間的にはゆとりも出るころ。暇があると一々嫁姑のすることなすことも気がつき不満もたまるのか?おまけに忙しい時には風邪さえ引く暇もなかった…

のど元に刺さる骨抜き改革へ

大阪市の職員厚遇問題で市政改革をリードしてきたはずの諮問機関『都市経営諮問会議』が3月31日任期半ばで解散した。関市長が座長に招いた本間阪大院教授と市側の亀裂が深まった末の幕引きのようだ。外部人材の市幹部への登用など本間氏の主張を入れた「…